さまざまな春

夜明けの散歩は、ときにこうした景色を見せてくれる。雲間から陽がさしてきた(3月17日、午前6時41分)

比叡山に陽がかかってくると山の端は白く輝き始める。この日は重い雲が空一面を覆っていた。日の出の時だけ雲が少し切れた。その切れ目から朝日が解き放たれたようにさしてきた。(宝ヶ池から比叡山を望む、雲間から陽がさしてきた、3月17日午前6時41分)。仕舞いの梅

私の住むあたりでは、朝日はつねに比叡山からのぼる。春の陽は比叡山頂よりも南側の山腹、冬の陽はもっと南、夏の陽は山頂より北側から。ちょうど山頂にかかるのは5月の始めころになる。

通りかかったご近所の庭に、見事な梅が咲いていた。もう梅は仕舞い近い。

桜のつぼみが大きくなったそして、桜はたしかに開花に向けて胎動していた。