空を飛ぶ夢

昔から空へのあこがれがあった。小学生の頃、少年雑誌の表紙にはよく小松崎茂さんのイラストが使われていた。第二次大戦時の飛行機の絵がとくに多かった。中学生も高学年になった頃には『航空ジャーナル』、『航空ファン』の二誌があったが、いまも続いているのは『航空ファン』だけだと思う。

『航空ファン』の『世界の傑作機』シリーズは印象深く、Ta152H を知ったのも、この『世界の傑作機』シリーズ の FW190 の号でだった。当時は、白黒写真と図面、カラーはイラストくらいでしか知り得なかったものが、今は、インターネットをとおして、動画やエンジンの音、コックピットからの風景まで容易に見ることが可能になった。

Ta152Hは、レシプロエンジンの航空機のなかで3000フィート(一万メートル)以上を飛行することを目的に設計された。ベースはFW190。与圧キャビン、2段3速過給器、GM-1出力増加装置を装備し、高度12,500mを750km/hで飛行できた。

戦後、以下を除きすべての機体は破壊された。
Focke-Wulf Ta 152 H-0/R11 | National Air and Space Museum
Focke-Wulf Fw 190D-9 > National Museum of the US Air Force

と、まぁ、昔は友人たちとこんな話を何時間もしていた。今、こんなオタク話ができる友人を見つけるのは難しいなぁと思う。