大晦日、日が変わる少し前から地元のお寺と神社をめぐった。お寺では「除夜の鐘をつく会(仮称)」が恒例行事だ。町内の誰でも自由に来て鐘をつくことが出来る。見知った人たちに会い、鐘をつき、甘酒のふるまいをうける。すぐ近くの神社にも初詣(という、町内の人たちの挨拶会)にゆく。火の番をする若者たちは、息子たちよりもずっと若い世代になっている。
そして早朝、もう一つの鎮守に詣る。ここ数年は6時前の誰もいない時間に来ている。この時間から少しずつ明るくなってくる。今年は曇り空で、夜明けが遅い。仮眠からおきた宮司さんに挨拶をし少し立ち話、「4時頃までお参りの人があった」そうだ。
2017年を自分が生きているなんて、子どもの頃には想像もしなかった。
午後、息子たち家族と再度、神社に向かった。駐車場は入る車と出る車で大変な混雑だ。周辺の道にずらっと並んで順番を待っている。境内もお参りの行列が出来ている。
二世代、三世代の家族連れが多い。昨年は朝方に霙が降り寒い元日だったが、今年は穏やかな天気になった。
”神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。”
今年もそう願う。