理性がラッパを吹き鳴らす。

2016/08号 『ダ・ヴィンチ』特集中村則文、伊坂幸太郎との対談を読む。買ってはいない、書店で表紙を見てパラパラと立ち読みをしただけだ。二人はずいぶんと気が合うようだ。ちょっと意外だった。 一月初めの朝日新聞に中村文則...

楢の小川と夜明け

8月になって日の出が少しずつ遅くなってきた。4時半を過ぎてようやく空が白み始める。今日(8月2日)は旧暦ならば6月30日、水無月晦日にあたる。かつての夏越の祓は今日だった。(旧暦は明治5年12月2日まで、翌日が新暦の明治...

夏の日の出

毎日、朝の散歩で夜明けの空をみる。今の時期、東の空は4時過ぎから明るくなり始める。日の出の時刻になると、比叡山の端が輝きはじめる。雲のない空は山の端が白く、オレンジ色がまわりに広がり、それが青に溶けるように晴天につながる...

一冊の本が人生をも変える

先ほど、「ル・コルビュジェの建築作品群が世界文化遺産に登録」決定の報があった。日本では東京の国立西洋美術館(1959年・基本設計)がその一つだ。 ル・コルビュジェ(Le Corbusier, 1887~1965)の建築物...

引き継がれるもの

長年、Bree “Natur MAX” というヌメ革の鞄を使ってきた。1987~8年頃に、北山にあったBreeの店で購入したものだ。当時としては、かなり思い切った買い物だったと思う。 できれば一生...

梅雨の象徴

雨が続いている。除湿器をまわしていないと、湿度は80%を越えてしまう。「湿度が60%を越えると本にカビが生える」と言って、妻は除湿には気を遣っていた。 東南アジアの国々には仕事で長く通った。タイ、マレーシア、インドネシア...

夏越の祓

先月末ぐらいから、散歩道のあちこちで「夏越の祓(なごしのはらい)」の張り紙を見るようになった。現代では6月30日が大祓だが、本来は旧暦(太陰暦)六月晦の行事だ。今年なら8月2日が旧暦の6月30日にあたる。 旧暦の頃の人々...

奇妙な敬語に倦む

テレビはずいぶん前から見ないが、仕事中にながしていた地元FM局もここ二三年はめったに聞かなくなった。「キャスター」と称する話し手たちの奇妙な言葉遣いが気になって、「ん?」と思いことが多いからだ。つまりは仕事の邪魔になる。...

御花畑絵図と小松帯刀

「近衛家別邸御花畑絵図」の発見とともに屋敷地の場所が特定された、という記事が京都新聞にあった(2016年06月10日号)。 薩長同盟締結の邸宅、場所を特定 京都の研究家、文書で裏付け : 京都新聞 以下、引用。 文書には...