楢の小川と夜明け

8月になって日の出が少しずつ遅くなってきた。4時半を過ぎてようやく空が白み始める。今日(8月2日)は旧暦ならば6月30日、水無月晦日にあたる。かつての夏越の祓は今日だった。(旧暦は明治5年12月2日まで、翌日が新暦の明治...

夏の日の出

毎日、朝の散歩で夜明けの空をみる。今の時期、東の空は4時過ぎから明るくなり始める。日の出の時刻になると、比叡山の端が輝きはじめる。雲のない空は山の端が白く、オレンジ色がまわりに広がり、それが青に溶けるように晴天につながる...

梅雨の象徴

雨が続いている。除湿器をまわしていないと、湿度は80%を越えてしまう。「湿度が60%を越えると本にカビが生える」と言って、妻は除湿には気を遣っていた。 東南アジアの国々には仕事で長く通った。タイ、マレーシア、インドネシア...

夏越の祓

先月末ぐらいから、散歩道のあちこちで「夏越の祓(なごしのはらい)」の張り紙を見るようになった。現代では6月30日が大祓だが、本来は旧暦(太陰暦)六月晦の行事だ。今年なら8月2日が旧暦の6月30日にあたる。 旧暦の頃の人々...

夏の空に変わる

五月も下旬になると、日の出の位置は比叡山頂のずっと北の低い場所になる。その分、実際に太陽が顔を見せる時間も早くなってきた。4時を過ぎると少しずつ明るくなり始め、4時半にはかなり明るくなってくる。日の出前のその時間が一日の...

ツツジのおわり

5月6日の朝、空一面の雲、しかも雲が早く動いている。10時過ぎに雨になった。宝ヶ池畔のツツジは盛りを過ぎつつあるようだ。 5月7日、雨上がりの朝。国際会館の植え込みのツツジ。昨夜の雨粒が残る。

柑子色の空

午前5時畔過ぎの空は柑子色(こうじいろ)に見えた。日の出の位置は比叡山頂のずいぶんと北側にうつってきた。稜線に陽がかかるその瞬間、空の色が変わる。モミジの新緑も鮮やかになってきた。 柑子色とは、少し赤みがかった明るい黄色...

晩春のなごり

4月も下旬になると5時には明るくなってくる。京都の日出は5:17、日没は18:34、夕方が長くなった。 桜もあらかた散った。比叡山の山腹には桜の色がなくなり、新緑が目立ってきた。 今朝、散歩の途中でいつもと違う道をとおっ...

雨の桜

今朝は雨、風もやや強い。満開の桜には厳しい試練だ。4月4日の朝も雨、いつもの散歩の時間には小雨程度だった。高野川沿いの桜は二分咲き、雨にぬれる花びらに水滴がひかっていた。せめて満開までを全うさせよ、そう願う。

今年の桜

桜が咲き始めた。暖かい日が続いた先週半ば頃から、高野川沿いの桜はつぼみが脹らんできた。一昨日くらいから花がひらいてきている。 今朝は小雨だ。その所為か、早朝はとても静かで、ウグイスの声が明瞭に聞こえる。外は雨のにおいがし...

黄金色の朝

今の時期、山の端から陽が差し始める瞬間、光が黄金色に輝く。 この日の朝は気温が下がった。湖面からは蒸気霧が上がっている。暖かい水面上に安定した冷たい空気があるとき、水面から発生した水蒸気が凝結してできるものだ。 上の写真...