Adobe IPC Broker は何だ(の続編)

以前に Adobe IPC Broker のことを書いた。
プロセスを終了させても、数秒後には復活してくる。30秒に1回、Adobeのサーバーにデータを送っている、あのしぶとい、正体のよくわからない Adobe のアプリケーションだ。

CS6 インストールしたての状態で Adobe IPC Broker は存在していない

最近、Windows 8.1 から Windows10 Pro にアップグレイドしたメイン機にも Adobe CS6 をインストールした。
ふと思い立って、インストールしたての状態で Adobe IPC Broker はどうなのか、確認してみた。すると、動いていない、ファイル自体が存在していない。
CS6 の update をしていないから Adobe IPC Broker が存在していないとしたら、CS6の update で送り込まれるのではないか。試してみるしかない。まぁ、アプリケーションの update 自体は必要なんだし。
CS6 インストール直後の Adobe Application Manager で update をチェックした。

Adobe Application Manager 自体の update で Adobe IPC Broker はインストール

すると、まず、Adobe Application Manager 自体が update される。
続いて、Flash Pro, Photoshop, Dreamweaver, Fireworks, Illustrator, InDesign, Bridgeなどなどが update された。終了したあとに Task Manager をみると、やっぱり Adobe IPC Broker がインストールされていた。
これで、CS6 の Adobe Application Manager 自体の update でインストールされることは判った。が、未だに正体と役割は判らないままだ。

Adobe IPC Broker が AGS Service に変わった

ところが、しばらく Task Manager をそのままにして置いたら、Adobe IPC Broker がなくなって、AGS Service(Adobe Genuine Software Integrity Service)に変わっている。Adobe IPC Broker の後継アプリケーションなのか。訳せば「アドビの純正ソフト品質保持サービス」とでもなろうか。

観察していると、メモリ使用量が半分になって、さほど頻繁にAdobeとやりとりをしている様子もない。まぁ、どちらにしても、下手に触るのはやめておくのがよかろう。