午前五時のサイクリング

お盆を過ぎても、毎日、嫌になるほど暑い。最高気温が体温を超えるような日が続いている。昼間、もう午前8時以降は外に出たくない。それでも早朝はいくぶん過ごしやすい。湿度が低くて爽やかに感じる朝、いつもの散歩を自転車にかえて遠...

送り火の山にのぼる

今年も、送り火の朝、大文字山にあがった。「大」の字の要に着いたのは5時前だった。京都の町はまだ夜だ。湿気のある空気のなか、眼下の町は水の底に青く沈んでいるように見えた。 今年は、夜が明けきるまで、ここで京都の町を眺めてい...

夏の終わり

夕方、ヒグラシの「カナカナカナ」という声に気付いた。数日前までは朝日がのぼる頃にアブラゼミやミンミンゼミが一斉に鳴き出し、それが夕方まで響いていたのだが、うるさいくらいの蝉の声が消えて、カナカナの声だけが聞こえていた。夏...

時代をみる、読む

2016/08号 『ダ・ヴィンチ』特集中村則文、伊坂幸太郎との対談を読む。買ってはいない、書店で表紙を見てパラパラと立ち読みをしただけだ。二人はずいぶんと気が合うようだ。ちょっと意外だった。 一月初めの朝日新聞に中村文則...

楢の小川と夜明け

8月になって日の出が少しずつ遅くなってきた。4時半を過ぎてようやく空が白み始める。今日(8月2日)は旧暦ならば6月30日、水無月晦日にあたる。かつての夏越の祓は今日だった。(旧暦は明治5年12月2日まで、翌日が新暦の明治...