時間旅行を夢見る

昔からタイムトラベル(時間旅行)ものの小説や映画が好きだ。この正月は『11/22/63』, 2011, スティーブン・キング(Stephen King)を読もうと図書館から借りてきた。キングには珍しいタイムトラベルもので...

辞書を較べる

テレビドラマの批評文に「そのあざとい雰囲気に警戒感を持ち」という表現があった。これを書いた人は「あざとい」をどういう意味で使ったのか、が気になった。最後まで読んで行くと、どうも「あざとい」を「態(わざ)とらしい」「いかに...

「あん」 映画と二人の人

見たかった映画「あん」( 監督・脚本:河瀨直美さん)のBlue-rayが届いた。見終わって、「あん」は音の映画だと感じた。音楽は最小限にして、風の音、外の音、人の話し声、生活音がつねに背後にある。その音の存在が、映画に奥...

理性がラッパを吹き鳴らす。

2016/08号 『ダ・ヴィンチ』特集中村則文、伊坂幸太郎との対談を読む。買ってはいない、書店で表紙を見てパラパラと立ち読みをしただけだ。二人はずいぶんと気が合うようだ。ちょっと意外だった。 一月初めの朝日新聞に中村文則...

一冊の本が人生をも変える

先ほど、「ル・コルビュジェの建築作品群が世界文化遺産に登録」決定の報があった。日本では東京の国立西洋美術館(1959年・基本設計)がその一つだ。 ル・コルビュジェ(Le Corbusier, 1887~1965)の建築物...

御花畑絵図と小松帯刀

「近衛家別邸御花畑絵図」の発見とともに屋敷地の場所が特定された、という記事が京都新聞にあった(2016年06月10日号)。 薩長同盟締結の邸宅、場所を特定 京都の研究家、文書で裏付け : 京都新聞 以下、引用。 文書には...