カテゴリー: 記憶
思い出、記憶にのこるモノやコト
Peter, Paul and Mary – Tonight in Person BBC Four, 1965
Bob Dylan(ボブ・ディラン)にノーベル文学賞を授与すると決定は、世界中で様々な賛否両論を巻き起こしているようだ。ノーベル委員会のこの決定について、私自身はとくに賛否も意見もない、「あっ、そう」と言うのみだ。 代表...
アンジェイ・ワイダとポーランド
ポーランドの映画監督アンジェイ・ワイダ(Andrzej Wajda)さんが亡くなった。90歳。ワイダさんはポーランドという国とそこに暮らす人々が負わされた苦難を描き続けてきた。 観た映画はさほど多くはない。 『灰とダイヤ...
西川美和さんの書くもの
『永い言い訳』2016, 西川美和監督 の映画が間もなく封切りだ。観ようか観まいか、迷っている。理由は、原作の小説も西川美和さん自身の作だからだ。そしてその小説をすでに読んでいる。しかもこの本は、昨年読んだもののなかでも...
思い込みは確認を遠ざける
中高年が多いという、あるSNSに「オリジナルより知られたカバー曲」というスレッドがあった。面白そうだと読んでみると、”I will always love you” の項で、オリジナルは Whit...
見ようとしないものは案外目に入らない
散歩しながら写真を撮っていて、後で見直してみると、「あれっ」と思うことがままある。先日も散歩していると空に朝焼けが広がりはじめた。早速カメラを構えてピントを合わせ、何枚か、場所をかえて何枚か。 が、写真は朝焼けよりも、林...
「あん」 映画と二人の人
見たかった映画「あん」( 監督・脚本:河瀨直美さん)のBlue-rayが届いた。見終わって、「あん」は音の映画だと感じた。音楽は最小限にして、風の音、外の音、人の話し声、生活音がつねに背後にある。その音の存在が、映画に奥...
午前五時のサイクリング
お盆を過ぎても、毎日、嫌になるほど暑い。最高気温が体温を超えるような日が続いている。昼間、もう午前8時以降は外に出たくない。それでも早朝はいくぶん過ごしやすい。湿度が低くて爽やかに感じる朝、いつもの散歩を自転車にかえて遠...