出雲路橋と金糸梅

初夏をむかえる頃、賀茂川の河川敷でよく見かける背の低い、こんもりした花木。黄色い花をたくさんつけていて、花の形が梅に似ている。金糸梅(キンシバイ)という名であること、中国原産であること、江戸時代に日本に入ってきた(らしい...

新緑が輝く

新緑は良い。京都のいたるところに、まさに輝くばかりだ。この時期の朝は空気の感触、においまでもが生命に満ちている。

風薫るのは皐月なのか

「風薫る」ときけば、ほとんど反射的に「五月」を思い浮かべるのだが、いつ頃からそうなったのだろうか。 風かをる軒のたちばな年ふりて しのぶの露を袖にかけつる は、鎌倉時代初期(1204年)の「秋篠月清集(藤原良経の私家集)...