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備忘:(選べない国で)不惑を前に僕たちは 寄稿、作家・中村文則
朝日新聞, 2016年1月8日に掲載。備忘として採録しておく。以下、全文。 —– 「お前は人権の臭いがする」 国と同化、自己肯定の差別 (選べない国で)不惑を前に僕たちは 寄稿、作家・中村文則 僕...
描けなくなった画家の絵
今年の初夏に見逃した画家の回顧展が、この冬、伊丹の美術館にまわってきた。もう25年以上前に見た絵を、もう一度みたいと思った。この絵を残して画家は自ら命を絶った。この絵はいま以下に。 「1982年 私」(所蔵品のご案内 –...
あの頃の自分は何を見ていたんだろう
昔みた映画を見直した時、あの頃の自分は何を見ていたんだろうと思うことがある。 ”Footlose”(邦題:フットルース)は1984年の、Herbert Ross が監督した映画だ。当時、監督は57歳、ただのダンス映画や青...
目にはたくさんのウロコがつまっている
「目から鱗(ウロコ)が落ちる」はよく使われる慣用句だ。「大辞泉」には「何かがきっかけになって、急に物事の実態などがよく見え、理解できるようになるたとえ。」とある。元は『新約聖書』の「使徒行伝」第9章にある、”The sc...