西川美和さんの書くもの

『永い言い訳』2016, 西川美和監督 の映画が間もなく封切りだ。観ようか観まいか、迷っている。理由は、原作の小説も西川美和さん自身の作だからだ。そしてその小説をすでに読んでいる。しかもこの本は、昨年読んだもののなかでも...

辞書を較べる

テレビドラマの批評文に「そのあざとい雰囲気に警戒感を持ち」という表現があった。これを書いた人は「あざとい」をどういう意味で使ったのか、が気になった。最後まで読んで行くと、どうも「あざとい」を「態(わざ)とらしい」「いかに...

理性がラッパを吹き鳴らす。

2016/08号 『ダ・ヴィンチ』特集中村則文、伊坂幸太郎との対談を読む。買ってはいない、書店で表紙を見てパラパラと立ち読みをしただけだ。二人はずいぶんと気が合うようだ。ちょっと意外だった。 一月初めの朝日新聞に中村文則...

一冊の本が人生をも変える

先ほど、「ル・コルビュジェの建築作品群が世界文化遺産に登録」決定の報があった。日本では東京の国立西洋美術館(1959年・基本設計)がその一つだ。 ル・コルビュジェ(Le Corbusier, 1887~1965)の建築物...

柑子色の空

午前5時畔過ぎの空は柑子色(こうじいろ)に見えた。日の出の位置は比叡山頂のずいぶんと北側にうつってきた。稜線に陽がかかるその瞬間、空の色が変わる。モミジの新緑も鮮やかになってきた。 柑子色とは、少し赤みがかった明るい黄色...

『3.11からの夢』いろは出版

私の散歩道の一つ、京都市左京区の幡枝郵便局のお向かいにその出版社はある。1階などはほとんどガラス張りで中がよく見える。なぜか卓球台が真ん中に置いてあったりする。昨日もその前をとおった。 東日本大震災から5年たった。 『3...

振る舞いへの感性

いつも行くスーパーでのこと、レジで会計を済ませ、荷物を買い物袋に移していると、隣にいた女性が両手でくるくるとポリ袋を巻き取り、自分の買い物袋に入れたのだ。盛大に巻き取っていたので目についた(実際は音で気付いたのだが)。そ...

マスク族はブキミだ

気がつくと、マスク族が氾濫していた。朝の散歩の途中で行き交う人、地下鉄の駅に向かう人々にもマスクをしている人が目立つ。ジョギングしている女性はマスクのうえに帽子をかぶりサングラスまでしている。 朝まだ薄暗いなか、大きな帽...